137: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/01(日) 15:21:20.86 ID:N7AwUAt80
眼鏡娘(……男くんは……)
眼鏡娘「なんでそこまで出来るの…?こんな…私なんかのために……」
男「そりゃ好きな相手だからな」
男「大切な人だから。失くしたくない。まして何も分からんままただ周りに流されてお前を嫌いになるなんて、ごめんだ」
眼鏡娘「!……」フイッ
男「どうしたん?…また泣きそうにでもなってるのかぁ?」ニヤ
眼鏡娘「…ち、がうし……」
眼鏡娘「男くんがあんまりにも格好付けてるから見てられないの」
男「え、そらないよ!」
男「…なんてな。照れ隠し下手だよなー眼鏡娘って」ワシャワシャ
眼鏡娘「あ、髪っ」
眼鏡娘(……強いな。男くんも、元気娘ちゃんも)
眼鏡娘(ヒーローだなんて、この二人にこそぴったり)
眼鏡娘(……多分、昔の私にもそうと言える時期があった)
眼鏡娘(今の私に無くて、彼等にはあるもの……きっとそれこそ……)
男「ぶっちゃけると今だってお前への違和感が消えたわけじゃない」
男「だけどな、こうして一緒にいると思い出させてくれるんだ。俺が何をすべきなのか──」
「いた!あそこだ!」
男「ちっ…前からも…!」
男「……しょうがない。眼鏡娘、こっちだ!」ザリッ
眼鏡娘「うん…!」ザッ
男「細い道だ、足元気を付けてな」サササ
眼鏡娘「今日一日で慣れっこになっちゃったかも」ササ
ザッザッザッ...
かすれた立札『危険!入るな!この先崖!!』
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