83: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/07(月) 00:54:32.78 ID:a3VuJV360
「北海道で降りるのか?」
「……」
唐突にぶちこんできた。けれど本人にその自覚はないのか、教本から顔を上げさえしない。
「……そう言われました」
「あちらはまだ少し肌寒いからな。艦娘の感覚に慣れた今だと、大変かもしれないな」
「まだ艦娘です」
「そうか。そうだったな。解体作業はどこになるんだ? 神祇省直轄の神社だと、北海道神宮になるのか?」
「……わかりません」
いろいろな全てが。
「グラーフさんは何人くらい助けてきましたか? 不知火と大鷹が被救助者だという話は聞きました。私のように、艦娘を辞めて、新しい道へ歩んだコたちは、その……どれくらいいました? 彼女たちは元気でやれているんですか?」
「さぁ、すまんがわからないな。私の職務は人を助けることだ。救うことではない。命を拾って、返してやる。返された命をどう扱うかは範疇にない。人生までは拾ってやることはできん」
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