128: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/19(土) 01:12:22.20 ID:oirXOrgR0
「お前ら少し黙ってくれ。おれは『浜松泊地』に用があって、北海道まで来たんだ。
んで、新入り、CSARにはもう慣れたか?」
「いいえ、残念ながら、入って日が浅いので」
「いずれ嫌でも慣れる。それこそ『残念ながら』だが、おれは人遣いが荒い方なんだ。悪く思うなよ。おれのせいじゃない。おれに仕事のやり方を教えてくれた野郎のせいだ。
おっと、失礼。話が脱線したな。なに、難しい話じゃねえ。軽い説明なら後藤田やらお仲間からあったろうが、決して忘れて欲しくない本懐というものもあってな」
本懐。CSARの? それとももっと政治的ななにか?
わからない。この国村一佐という男の、それこそ本懐が読み取れない。真意を探ろうとしているうちに、気づけば手のひらの上で踊らされているのではないか、そんな疑念。いや、探ろうとする行為そのものが既に呼び水?
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