「我々の願いは、この素敵な道具が叶えてくれる」
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21: ◆dTsdr7bVTg[saga]
2019/08/18(日) 22:17:34.96 ID:All9ssB20
戦士「この街の守り方と我々の進み方は切り離して考えられぬ問題なのだ。拙速な行動は事態を悪化させると思うが」

僧侶「そうなると、私たちもこの街の防衛に参加することになるんでしょうか」

勇者「魔物の目的は俺達なんだろ? 俺達がこの街にいなければこの街も安泰だろ?」

戦士「それも一つの作戦だが、その作戦を国王軍とすり合わせねばなるまい。我々がこの街を出るのなら、国王軍がこの街に集結する意味もなくなるのだぞ」

勇者「まあ、それはそうだけど……」

勇者「でも、国王軍の集結が明日で、魔王軍の到達は明後日なんだぞ。国王軍の到達を待って俺達がこの街を出たとして、その情報が魔王軍に伝わる前に魔王軍はこの街に着くんじゃないの?」

僧侶「やはり、私たちもこの街の防衛に参加しないと……」

勇者「魔王軍数千数百 対 国王軍千数百の戦いが、魔王軍数千数百 対 国王軍千数百四になるだけだ。参加する意味が解らない」

僧侶「でも、魔王軍の侵攻を前にこの街から逃げ出す様子をこの街の人たちに見られたら……」

勇者「まだそんなこと言ってるの? 俺達が死んだら元も子もないんだって。俺達が死んで魔王が生き残る状況を歓迎するのは魔物だけでしょ!」

戦士「だからといって今、我々がこの街を出てどうするというのだ」

魔法使い「ああもう、聞いていられないわ……!」


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