6:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:25:10.55 ID:XDjZCgNN0
「あ〜っ!」
突然こちらを振り向いたサヨリが、大声と共に俺の後ろをビシッ! と指さした。
「えっ?」
7:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:31:15.40 ID:XDjZCgNN0
「よし、みんな! 押さえて!」
モニカの合図を受け、サヨリにナツキ、ユリが俺に向かって一斉に襲い掛かってきた!
「うわわわわわっ!?」
8:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:35:23.43 ID:XDjZCgNN0
美少女4人のお尻の肉圧を二の腕と太ももに感じる、男なら誰もが憧れるだろう美味しすぎるシチュエーション。
しかし状況が状況なだけに、俺は興奮よりも恐怖の方が遥かに上回っていた。
じたばたともがいてはみたものの、体重をかけられたお尻を跳ね除けることができない。
9:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:42:04.35 ID:XDjZCgNN0
「うわっははははは! やめろ! やめろ! あーっはっはっは!」
想像を絶するくすぐったさに暴れ回ったが、手足にのしかかるお尻という重しが俺を自由にさせてくれない。
「やめてくれ! 俺はくすぐったがり屋なんだ! いひひひ! ひーひひひ! やめてくれえ!」
10:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:45:45.65 ID:XDjZCgNN0
「えへへ〜、昔からくすぐられるのはダメだったよね! 変わってないな〜」
俺の苦手はお見通しとばかりに、サヨリは左の腋の下をねちっこい指捌きでねっとり集中的にかき混ぜる。
腋の下を這い回るサヨリの指先の動きは、時が経つ毎にどんどんどんどん巧妙さを増していく。
11:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:50:14.74 ID:XDjZCgNN0
「これぐらいで情けないわねー、男のくせに」
右腋の下をくすぐるナツキの指先は意地悪な言葉と裏腹に、他の3人と比べて明らかに優しかった。
人差し指でなぞったり軽くちょんちょんとつついたり、あくまでも繊細でソフトタッチなくすぐり。
12:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:55:21.38 ID:XDjZCgNN0
「すみません。本当はこんなことしたくないんですけど……」
申し訳なさそうな口調で、ユリは俺の左の脇腹をくすぐっている。
しかしその口調とは裏腹に、指先の動きは4人の中でダントツに激しいものだった。
13:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 15:00:31.40 ID:XDjZCgNN0
そして右の脇腹を責めるモニカのくすぐりは、他の誰よりも強烈だった。
「あなたの一番の弱点、ここよね」
そう言いながらモニカは脇腹の最もくすぐったいツボを的確に捕らえ、くりくりと徹底的に責め上げてくる。
14:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 15:05:29.68 ID:XDjZCgNN0
「だーっはっははっは! 助けてくれぇぇ! ぎゃーっはっはっは! 死ぬ死ぬ死ぬぅぅ!」
四者四様のくすぐりに、俺の精神は冗談抜きで崩壊寸前だった。
口の端からは飲み込むことができない涎を垂れ流し、目から溢れる涙で前が見えにくくなってきた。
15:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 15:10:39.42 ID:XDjZCgNN0
もうこのまま本当に笑い死んでしまうのではないか、そんな思いが朦朧とした頭によぎった時だった。
「はい、一分経ったわ。ストーップ」
モニカの号令と共に、俺の身体を襲う4人の指が一斉に活動を停止した。
16:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 15:16:06.96 ID:XDjZCgNN0
「ね! 文芸部に入部しようよ〜! 絶対楽しいから、ねっねっねっ!」
「私、あなたと一緒に活動がしたいんです。どうかお願いします」
「もうあんな思いしたくないでしょ? 大人しく従った方が身のためじゃない?」
18Res/12.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20