4:名無しNIPPER[sage]
2019/08/15(木) 13:48:05.80 ID:b+ONhgEc0
翌日の昼休み迄には誓約書が完成したので鶴見先生と奉仕部と事情を話して生徒会の3ヶ所で誓約書は管理する事になった。
その日の放課後から雪ノ下さんは修学旅行の依頼に専念する為に修学旅行が終わる迄は奉仕部には来ない事になった。
放課後の奉仕部には密かに恋人として付き合っている八幡と二人きりなので私は幸せの中にいた。因みに小町ちゃんは私を莱香義姉さんと言って慕ってくれているけどね。
逆に由比ヶ浜さんをかなり嫌っているみたいだけど…。
二人で部活動をしているとノックがあり対応すると渦中の相手である海老名さんと付き添いなのか三浦さんも来ていたのだった。
「ちょっと良いかな?出来れば話を聞いて貰い相談に乗って欲しいのと可能なら依頼として受けて貰いたいのだけれど…。」
「分かった。話を聞かせて貰うよ。」
三浦優美子は事情を聞いているのか深刻そうな顔をしていて何も言って来なかった。
そもそも三浦優美子はテニスの案件とかで何度かやり込めていたので私には強くは言ってこれないのである。
その様子を見た私と八幡は話を聞く体勢へと入って行った。
「少し前に葉山君に戸部っちが告白しそうだから辞めさせて欲しいと相談して何とかするから任せて欲しいと言われたんだけど葉山君に裏切られたんだよね。」
「確かに裏切りだね。戸部君を此処に連れて来たのは葉山隼人君だからね…。」
「そうだな。しかも俺達に依頼してきて結局二人と大岡と大和を除くグループのメンバーと雪ノ下がその依頼をする事になったからな。恐らく大岡と大和も戸部を応援するだろうからな。」
「それでどんな依頼だったかな?」
「絶対に告白を成功させて欲しいとの依頼だったわ。」
「勿論。俺は無理だと思ったしこの依頼を確実に成功させるには海老名さんの弱味を握り脅迫するしか無いから拒否したけどな。」
「しかし葉山君と戸部君の二人で強く薦めて来てそれに由比ヶ浜さんが後先考えずに依頼を受けるように薦めて来て雪ノ下さんが受ける事になったわ。」
「それで奉仕部として受ける事になったの?」
「それは私と八幡で阻止したから安心して。個人で雪ノ下さんが受ける事になったから。それと海老名さんに1つ聞きたいんだけど良いかな?」
「良いけど何?」
「何で告白阻止して欲しいのかな?それと何で戸部君と付き合うのは駄目なのか理由があるなら教えて欲しいんだけど…。」
「先ず戸部っちが駄目なのは前に戸部っち達の中傷メールが来たのは覚えてるかな?私は三人の中にいると思っている。戸部っちが違うと完全に証明されない限り付き合うのは無理…。」
「それは葉山君のお陰で無理となったのね。」
「どういう事し?」
「簡単な話よ。その事で奉仕部に葉山君が依頼をして来たんだけど雪ノ下さんや私は犯人探しをしてきっぱりとやめさせると言ったけど葉山君が拒否したからね。」
「俺達も三人の中にいると判断していたが結局葉山のお陰で有耶無耶となったからな。」
「それで告白阻止して欲しいと言うのは最初はグループの関係が壊れないようにして欲しいだったけど話を聞いてそれは諦めたからね。
葉山君の裏切り行為は許せないのは当然として戸部っちの絶対に告白を成功させるって何?私達を嘗めているの‼」
「私もその気持ち分かるわ。」
「それと結衣は何で積極的に受けよう言ったのか正直信じられないし裏切られた気持ちで今は一杯だから。それで雪ノ下さんが受ける事になったんでしょ。話を聞いて結衣との関係も見直すつもり…。」
私達の話を聞いて海老名さんと三浦さんは更に深刻そうな顔となった。
「それで依頼を受けてくれるかな?」
「二人が3つの条件を呑んでくれるなら良いわよ。」
「分かった。条件は何?」
「1つ目は気付いていると思うけどグループを維持するのは無理だからそれは諦めて貰うわ。二人には最終的にグループを抜け私達のグループに入って貰うわ。戸塚君と川崎さんには私達で伝えておくから…。」
「それで二つ目の条件だけど戸部君と葉山君と由比ヶ浜さんの三人と関係を維持するのは不可能だからそれは覚悟を決めて欲しい。」
「それは問題無いよ。此処に相談に来た時に二人で覚悟決めたからね。」
「最後に奉仕部の責任にするのはしないで欲しい。」
「了解したよ。」「分かったし。」
「せめてもの救いは高い確率で突っ掛かって来る相模が居ない事だな。文化祭関連で莱香が激怒し学校側に報告して長期の停学処分となって結局相模は自主的に退学したからな。」
「もう少しで文化祭は中止になってしまいそうだったからね。八幡に相談されてめぐり先輩にも相談してサボり阻止しなかったら生徒全員への受験への影響が出ていたからね。」
「結局莱香が臨時の委員長になったからな。さぼった人達と雪ノ下姉妹は処分を食らったからな。」
「そうだな。」
「それで作戦だけどこんなのはどうかな?」
私は1つの案を提案したら全員が賛同してくれたのである。
結局私と八幡は海老名さんと三浦優美子の依頼を受ける事になった。
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