ぶりぶりざえもん「……少し席を外すぞ」
1- 20
4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/07(水) 22:02:01.94 ID:FXFeKFhtO
「……使い方はわかってんのか?」
「スゲーナ・スゴイデス!」

私は間違わない。正確な発音で呪文を唱えた。

「アクション仮面、参上!」
「カンタムロボ、参上!」
「ぶりぶりざえもん……参上」

願いを叶えるトランプの力で助っ人が現れた。

「おいおい。そんな子供騙しのヒーローで、このス・ノーマン・パー様が倒せると思ってるのか? わからないようなら、胸を貸してやる」

来な、と。雪だるまに挑発され、侮られた子供向けのヒーロー達は全力で攻撃を開始した。

「アクション・ビーム!」
「カンタム・パーンチ!」

目がくらむような閃光が迸り、ロケットパンチの轟音が響き渡る。会心の一撃が決まった。
しかし、爆煙が晴れると、ス・ノーマン・パーは何事もなかったように無傷で佇んでおり。

「やれやれ……私の出番のようだな」

見かねたぶりぶりざえもんが満を持して雪だるまに対峙して、そしてクルリと向きを変えた。

「さあ! どこからでもかかってこい!」

ぶりぶりざえもんは流れるように寝返った。
常に長いものに巻かれ、強者に媚びを売るのが彼の流儀であり、そして邪魔だと言わんばかりに雪だるまに後頭部をしたたかに蹴られ、またこちらへと戻ってきたのでボコボコにした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
9Res/9.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice