90:名無しNIPPER[sage]
2019/08/09(金) 15:46:13.95 ID:+iujvg/60
目?もしかして魔眼が出ているのか?
「あぁ〜えっとこれは……体質みたいな物で……」
少々無理のある言い訳だが、これで乗り切るしかない。
「体質?こんなに眼が赤いのが?」
お嬢様は更に怪しんできた。ですよねー!
「クレアお嬢様。男さんが困っています、そこまでに」
「何で?気になるじゃない」
「冒険者の能力は、その数だけあります。多少特異な体質があっても不思議は無いでしょう」
「ふーん……たしかに、アレスも不思議な力を持ってたわね」
何とかなった…?ありがとうお爺さん。
「あ、あの……!クレア様…」
ジャスミンがお嬢様に詰め寄る。
「な、何…?近いわよ」
「やはり…アレス様とお知り合いなのですか……?」
俺もその名前は気になった。不思議な力とは何だろう。
「ああ、その事ね……爺、説明してあげなさい」
「わかりました。アレス様とは、旦那様に仕えるヴァーダです」
「…!ってとこは、アレスって人がメリルのヴァーダ?」
「左様で。そして旦那様とはクレアお嬢様の父君であり、メリルの主権を握る御方です」
「なんと!?」
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