343:名無しNIPPER[sage]
2019/09/02(月) 15:00:02.49 ID:AgdoFnGlO
「……ん?」
どこからか話し声がする。次第に声は大きくなり、声の主はドアを空けてきた。
「だから、別にそんなんじゃないって言ってるでしょ!」
「分かったよ。クレア怒ってる?」
「怒ってない!」
部屋に入ってきたのはアレスとクレアだった。
「あ、男さん!目が覚めたんだね!」
「お、おう…なんとかな」
「ようやくおきたのね、丸一日寝てたわよ」
「マジで?そんなに?」
「急に倒れて目を覚まさないから心配したよ。身体は大丈夫?」
「ああ、特に問題は無さそうだ」
俺は肩を回して見せ、それを見たアレスは安堵の息を漏らす。
「あれからどうなったんだ?戦争とか」
「勝ったよ。男さんが倒れた後すぐレオーネが手当てしてやれって言ってくれてね、決着はどうするのか聞いたら自分の負けでいいって」
「へぇ〜…レオーネがそう言ったんだ。まぁでも…勝ったのか……魔獣も相手して…生きてるのが不思議だな」
「…大活躍だったみたいね、私からもお礼を言うわ。ありがとう、男」
「何かクレアに言われるとくすぐったいな」
「あはは!わかるわかる!」
「ちょっと!どういう意味よそれ!」
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