307:名無しNIPPER[saga]
2019/08/29(木) 21:05:46.37 ID:dnoqRDya0
「言っただろう…!僕達の勝利条件はヴァーダの戦闘不能…!殺すとは一言も言っていない!」
「愚かな……自を犠牲にして他を傷付けぬだと?生温いにも程が有る。その甘さはいつしか命取りになるぞ」
「それが僕達だ!戦争なんて望んでいないし、人を傷付けたい訳じゃない!甘くてもいい!馬鹿と言われてもいい!これが僕達…メリルに生きる者の意志だ!」
「愚かだ、愚かすぎるぞ。大将がこんな愚か者では散って逝った者達は無念極まりないであろうな」
「お前に何が分かる!そんなでも僕に付いてきてくれた!僕の意志に同調してくれた皆の意志を!」
「お前が勝手に決めるな!」
「なにっ!」
アレスは男の剣を押し返し、男はよろめいて後方へと下がる。
「はぁ…はぁ…!」
「…気に入らぬな……不快だ。貴様、不快であるぞ」
「ア、アレス…!逃げるんだ…!こいつは……私達ヴァーダでさえも…!」
「……こんな事を君に言うのは変だけど安心して、レオーネ」
「ア、アレス……」
「…ふぅー……」
アレスは身体の前で剣先を上に向けて構え、呼吸を整えながら目を閉じる。
「貴様、何をしている」
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