【安価】男「異世界転生しちゃった」
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161:名無しNIPPER[sage]
2019/08/16(金) 22:02:40.08 ID:x2swtC+CO

「ごめん…なさい……ごめん…なさい……」


「いや!謝るのは俺の方だし!ジャスミンは悪く……ないよ」


俺は違和感に最後、言葉が濁る。ジャスミンは俺が喋っている最中でもずっと謝っていた。これは俺に言っているものでは無い…?
過去に何かあったと推測するのは容易だった。でも、それは触れちゃいけない物なんだろう。

俺は立ち上がり、ジャスミンを見る。まだ、手で顔を隠したまま謝っている。あまりの異様な光景に、今までの取り乱しが嘘のように、俺は落ち着き払っていた。

本来ならこの姿を見るだけでも大分興奮していたんだろうな、とか思いながらジャスミンをベットへと運ぶ。今日は色々ありすぎた、もう寝よう。ベットに寝かせると、服に着替えてジャスミンの部屋に行って寝た。





翌朝、ジャスミンは昨日の出来事は覚えてないらしい。俺とぶつかって気を失ったと思っているようだ。めちゃくちゃ頭を下げられたが、俺はアレに触れる事は無くジャスミンを宥め続けた。

とりあえず俺達は朝食を済ますべく、まずは王宮に居るであろうクレアからリュックを返してもらわなくては。ついでに依頼の成否も気になるしな。外へ出ると、昨日の夜とは打って変わってどうやら朝は人が少ないみたいだ。


「これくらいなら大丈夫?」


「が、頑張ります…!」


意気込むジャスミンを微笑ましく思い、王宮を目指す。



〜王宮 正門


「ご要件は?」


「多分ここにクレア様が来ていると思うんですけど…居ますか?メリルからここまで護衛した者なんですが」


「少しお待ちください」


門番の兵士は、もう1人の兵士に耳打ちすると門の奥へと走っていく。にしてもでっけぇ城だなぁ…クレアはここに何しに来たんだろう。



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