160:名無しNIPPER[sage]
2019/08/16(金) 16:03:21.24 ID:x2swtC+CO
ジャスミンが立ち上がり、脱衣所への扉を開ける音がした。
「きゃっ!」
ジャスミンが変な声を上げる。なんだ!不審者か!?俺は振り向いてはいけない掟を破り、振り向きざまに立ち上がる。ジャスミンはバスタオル1枚の姿だった。ただ残念なのはそこで俺の足が滑ってしまった事だ。
「おわっ!?」
「えっ……きゃぁ!」
何とか体勢を整えようとするが……駄目!滑った勢いのままジャスミンを押し倒してしまう。
「いてて…………ん?」
何だ?この柔らかい物は。顔に伝わる心地良い感触は。
「あ……ああ…」
「んはっ!?」
ジャスミンの震えた声で我に返り、すぐに顔を上げる。ジャスミンは前髪を上げていて、今は顔全体がわかる。超真っ赤な顔してる、可愛いけどこれはまずい。
おいおいマジかよ、リト君かよ。俺は顔を上げる際に手を突くが、突いた場所がまた最悪だった。かぁ〜っ!これはァー!
バスタオルが肌けるアクシデントは回避したものの、この手に伝わる感触は……。
「うっ……うぅ…」
「ご、ごめん!!ジャスミン!わざとじゃないんだ!」
ジャスミンは限界なのか、両手で顔を隠して震えている。俺は飛び退いて、すぐに目を逸らす。本当にToL〇VEるしちゃったよ、何だよマジかよありがとう。
「ご、ごめんね……大丈夫…?ジャスミン?」
振り返らずに聞く。事故とはいえやってしまったのは事実。
354Res/270.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20