嫉妬深い強欲デブでスケベで怒りに燃える怠け者の男「俺こそが唯一絶対の存在だ」
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16: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/07/29(月) 23:47:27.85 ID:8MZ+TPk10

 男は、最後の力を振り絞り穴を掘った。墓園の片隅にある男の姓が刻まれた墓、そう男の家族たちが眠るの墓の前にだ。男は、息をぜえぜえと吐きながら、普通の大人であれば2,3人は収まるであろうだけの広さを掘り上げた。そう、その穴は、男の暴食の産物である巨躯を納めるに足る墓穴であったのだ。

 男は、穴の中に布団やクッションを敷き詰め、周りには長年愛でてきたコレクションを添え、遂には床についた。なに、万が一、目覚めれば、また仕事をすればいいさ、もし寝坊しても通勤時間を考慮しなくていいから楽だ。そんな不遜なことを考えているうちに、男はうとうとと睡魔に襲われ、いつのまにか眠りに落ちていた。

 その日、世界で一番罪深い男は、静かに息を引き取った。

 男の死に顔は、その罪深さとは裏腹に穏やかで優しいものであった。
 


おわり 


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