魔物使い「汚らしい! ボクに触れるなっ!」竜の子「汚らしいのは、お前だっ!!」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/27(土) 22:17:03.35 ID:jtQcW+hGO
「生贄娘! 大丈夫!?」
あれから魔女はすぐに治癒の魔法で自らの傷を治し、生贄娘の安否が気になる竜の子と共に、再び戦場へと戻った。とはいえ全快ではない。
いかに神秘の魔法とはいえ、裂傷によって失われた血液までは取り戻せないようで、顔色は悪いまま、足元はふらつき、再戦は困難だった。
「おや? 若様、お早いお戻りでしたね」
「生贄娘……無事で、良かった」
生贄娘はところどころ裂傷が見受けられるが、それほど大きなダメージを負った様子はなく、竜の子はほっと安堵して、魔女は謝罪をした。
「……迷惑をかけて、ごめん」
「全く、本当に手のかかる弟子ですねぇ」
「……ごめん、なさい」
「若様にはきちんと謝罪をしたのですか?」
「……海よりも深く、反省して、謝った」
「ならば結構です。では弟子よ、質問します」
「……何?」
「あの竜の子はどこか具合が悪いのですか?」
魔女とのやり取りを簡潔に終え、それ以上の文句を飲み込んだ生贄娘は、眼前の敵を見やる。
それにつられる形で、竜の子と魔女が敵影を確認すると、何やらその場に蹲って、動かない。
「……よく、わからない」
「私の目には、苦しんでいるように見えます」
「……たしかに、戦っている最中も、どこか焦っているような、そんな節が、見受けられた」
生贄娘の言う通り、敵は苦しんでいるようだ。
魔女の証言によると、戦闘中に焦った様子が見受けられたとのこと。その原因が気になった。
「ふむ……これは黒幕の気配がしますねぇ」
生贄娘は一考し、試しに声を張り上げてみた。
「コソコソ隠れず、姿を現しなさい!」
「……ああ、とうとうバレてしまったか」
岩陰から、ふらりと、真の黒幕が姿を見せた。
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