39:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 18:01:18.38 ID:XLNzjGnq0
「えっと、話を戻しますね。邪視っていうのは、世界の広範囲に分布する民間伝承、迷信の一つなんです。悪意を持って相手を睨みつける事によって、対象となった被害者に呪いを掛ける事が出来る、なんて言われています」
「邪視の力によっては……人が病気になり……衰弱していき……ついには死に至る事さえあると聞きます……」
相変わらず、そういう分野に関してのこの二人はとても頼りになる。今回も二人がいなかったらどうなっていたことか。
「……あれ? そういえば、凛世は霧子から俺たちの話を聞いてたんだよな」
夢の方は偶然の可能性が高いけれど、電話は流石にタイミングが良すぎる。着信音で意識が落ち着くのは、染みついた習慣を感じて笑うしかないんだけど、あれに助けられたのは紛れもない事実だ。
違和感を感じる程度の沈黙があった。二人だけに通じる、アイコンタクトのようなものもあったかもしれない。
「プロデューサーさまのことを想えば……不可能など……ございません……」
そう言って、凛世は小さく微笑んだ。
おわり
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