12:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:31:39.92 ID:XLNzjGnq0
まだ落ち着きのないあさひが、窓の前に鎮座している望遠鏡を指さした。反射的に、というか深く考えることなく、裏山に向いている望遠鏡を覗き込んだ。
誰が持ってきたのか、はたまた元々あるものなのかはわからないが、望遠鏡は高性能なもので、遠くの景色でも綺麗に見える。
町ははるか遠くに、周囲の山は木に留っている鳥まで見えた。そうやって、大雑把に動かしていた視界が裏山の木々を捉えた時、動くものが目に入った。
人? の様に見えた。しきりに全身を揺らしている。地元の人? 踊り?
手元には鎌が見える。だが異様なのは、この山の中で真っ裸と言う事。そういう祭り? だが、1人しかいない。
思考が混乱して、様々な事が頭に浮かんだ。
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