1: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/25(木) 20:39:50.21 ID:UiOOBhhQ0
魔法使い「今日をもってお前は卒業だ」
猫娘「えっ」
魔法使い「お前ももう自立できる年齢だ」
魔法使い「都市の大会でだって優勝できただろう」
魔法使い「こんな田舎でくすぶってないで、大きな世界で自立するときが来たんだ」
猫娘「しかし」
魔法使い「駄目だ」
彼女は涙ぐんでいるが、心を鬼にしなければならない
そう彼は考えたが、猫とは元来自由を求める生き物
何故悲しげな顔をするのだろうかとも思っていた
猫娘「...分かりました」
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2: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/25(木) 20:49:37.33 ID:UiOOBhhQ0
魔法使い「それはそれとして」
猫娘「?」
魔法使い「これでもう師弟の縛りはないので、あくまで自由意思として聞くが」
3: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/25(木) 20:58:11.28 ID:UiOOBhhQ0
魔法使い「ご不満?」
猫娘「不満はございません」
魔法使い「では一体何故僕を侮蔑するような視線を浴びせた」
4: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/25(木) 21:10:52.96 ID:UiOOBhhQ0
猫娘「...私は愚かでした」
魔法使い「愚か?」
猫娘「今まで私が師匠に行った献身は無駄だったのですね」
5: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/25(木) 21:19:31.42 ID:UiOOBhhQ0
猫娘「もふっていいので泣かないで下さい」
魔法使い「いいのか」
猫娘「なんなりと」
6: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/26(金) 00:37:13.40 ID:PAe3fhCF0
魔法使い「満足」
猫娘「...その、やっぱり、旅立たないと駄目ですか」
魔法使い「ああ」
7: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/26(金) 00:42:20.50 ID:PAe3fhCF0
猫娘「...やっぱり、冷たい女の子は嫌いですか」
魔法使い「好きだよ。恋愛感情だってあるさ」
猫娘「本当ですか。じゃあ」
8: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/26(金) 00:46:43.80 ID:PAe3fhCF0
それから彼女が出発するまでは実に早かった
身支度を済ませ、都市に向かったことだろう
魔法使い「...」
9: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/26(金) 00:59:11.53 ID:PAe3fhCF0
〜都市〜
猫娘「都市はあまり好きじゃないんだけど」
10: ◆cp20depv3E[saga]
2019/07/27(土) 01:41:29.17 ID:7/Kwsx6+0
〜酒場〜
猫娘「酒飲みというのは、結構多いのかもしれない」
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