精霊使いのお姫様「魔女殿を助けたくはありませんか?」竜の子「助けたい!」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/24(水) 21:01:56.86 ID:a/Td8N0wO
「ふふっ……ごめんあそばせ。わたくしとしたことがつい、おふざけが過ぎてしまいましたわ」

上品にくすりと笑って、姫君は種を明かした。

「実はわたくしは精霊の声が聞こえるのです」

その姫君の告白の真偽が判断出来ず困惑する。
精霊の声。神の声。天からのお告げ。なんて。
様々な言い方はあるがどれも信憑性に乏しい。
ぶっちゃけ、全て精神疾患なのかも知れない。
故に、王女の発言は、俄かには信じ難かった。

「それを我々に信じろと仰るのですか?」
「ええ。でなければお話が進みませんわ」
「ちなみにどのような展開がお望みで?」
「手と手を取り合って、世界の危機に立ち向かう、そんな英雄譚などはいかがでしょうか?」
「なるほど……もう、結構です」

戯言だと、生贄娘は判断した。
もしくは、利用するつもりだと。
話を切り上げて、退室を切り出そうとしたら。

「今、昏き穴蔵の魔女殿は独り、世界を危機に陥れようとしている巨悪に立ち向かっています」
「魔女さんが……?」

ここぞとばかりに、竜の子の気を引かれて、生贄娘は退室を切り出す機会を失い、奪われた。


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