3: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:51:28.52 ID:lYLqPDaj0
ーーー学び舎 教室ーーー
教師「……」テク..テク..
4: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:52:44.80 ID:lYLqPDaj0
教師「皆さんも、よく御覧なさい。この縫い目の正確さ、均等さ。これだけ早く手を進めることが出来て尚、乱雑さが全くありません。時間のある者は、女さんの手元を見て学ぶと良いでしょう」
5: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:55:09.65 ID:lYLqPDaj0
ーーーーーーー
教師「──それでは、皆さん本日も良い一日を」
6: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:56:16.23 ID:lYLqPDaj0
女友「…あ、いけないいけない。危うく落とされるところだったわ」
女友「それに、こんなことももう少しで言えなくなるものね」
7: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:57:35.75 ID:lYLqPDaj0
女友「でもそっかぁ。女のこと、絶対幸せにしてくれそうな方ね。羨ましいなー」
女「女友だって、最近お見合いをしてるって言っていたじゃない」
8: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:00:28.47 ID:lYLqPDaj0
ーーー学び舎 玄関口ーーー
ザワザワ
9: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:01:25.44 ID:lYLqPDaj0
青年「……」サクラミアゲ
10: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:02:27.07 ID:lYLqPDaj0
女友「わぁ…!」
11: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:03:03.08 ID:lYLqPDaj0
女「…ところで青年様。本日はなぜこちらへ?青年様も学校があると伺っておりますが……」
青年「いやなに、君との婚儀がちょうど来月に控えているだろう?そう考えていたら、その時まで待ちきれなくてね……どうしても君に会いたくなってしまったのさ。学校には少しわがままを言って早退させてもらったよ」
12: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:04:22.85 ID:lYLqPDaj0
女「……けれど」
青年「ん?」
13: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:05:06.54 ID:lYLqPDaj0
女友(わ、すごい……しっかりした手)
女友(立ち居振る舞いも上品だし、あの蠱惑的な言動……)
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