4: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 09:52:44.80 ID:lYLqPDaj0
教師「皆さんも、よく御覧なさい。この縫い目の正確さ、均等さ。これだけ早く手を進めることが出来て尚、乱雑さが全くありません。時間のある者は、女さんの手元を見て学ぶと良いでしょう」
「さすが女さんですね」
「あれだけ美しいだけでなく、お裁縫も完璧だなんて……」
「名家のご令嬢……気立ても良くて……」
「まさに私たちの憧れですわ……」
女友(女、やっぱりすごいなぁ)
女「皆さんおやめください…恥ずかしいですわ……私なんてまだまだ……」
教師「ご謙遜なさらないでいいのですよ。あなたの優秀さは皆、分かっておりますから」
教師「あなたは、この第一高等女学校の誇りとも言える生徒です。もっと胸を張って頂かないと」
女「…ありがとうございます」ニコッ
カランカラン!
教師「おや、鐘の音……」
教師「お時間です。今日のお裁縫の授業はここまで」
教師「…女さんだけではありません。ここにいる皆さんも第一高等女学校の生徒なのですから、そのことを意識した行動を普段から心掛けるように。いいですね?」
生徒たち「「「はい」」」
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