竜の子「まるで、生命の輝きみたいだ」生贄娘「なかなか、言い得て妙ですね」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 22:39:03.46 ID:kW3uxFR3O
「ねえ、生贄娘」
「はい、如何しましたか?」
「村に……帰りたくはないの?」
それはずっと聞けずにいた質問だった。
ドラゴンへの生贄として捧げられた娘。
切り捨てられた村に対する、その思い。
「私は竜王様への生贄です」
「でも、父上は好きにしろって」
「はい。寛大にもそう仰ってくださいました」
「だったら……」
「だから今、私は自分の好きにしています」
竜王は巣を荒らした人間への怒りを鎮めた。
そして生贄を食おうとはせず、解き放った。
だから、生贄娘はここで竜の子と共に居る。
「好きですよ、若様。お慕い申しております」
また夜空の花火が、生贄娘を美しく照らした。
「若様を慕い共に過ごすのが生贄の本懐です」
ドン! と、花火の音と共に生贄娘の好意が竜の子の心に響く。顔が熱くて胸が激しく高鳴る。
何も言えず見つめていると、流石に照れたらしく、生贄娘は赤くなった顔を堪らず逸らして。
「……ところで、花火の音はお腹に響きますね」
「……さっき出したばかりでしょ」
「こればかりは、自分ではどうにもならず」
「狙ってやってるとしか思えないよ!」
大事な場面をいつも台無しにする生贄娘に、またしても母の面影を感じつつ、げんなりした。
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