北条加蓮「藍子と」高森藍子「ひまわり畑のカフェで」
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48:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:19:11.31 ID:FChXWsj50
加蓮「……なんでって、あのさぁ? 藍子が私を理解してくれるのと同じように、私も藍子のこと、これでもそこそこ知ってるつもりなんだよ?」

藍子「知ってるなんてものじゃ……! こんなの、どこかで盗み見したとか、それこそ魔法を使わないと――」

加蓮「何言ってんの。藍子だっていつも魔法レベルで私のこと見抜いてくるじゃん」
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:19:39.66 ID:FChXWsj50
加蓮「……私さ、別にごっこ遊びを否定する気は無いんだよね」

加蓮「ちっちゃい頃、私は何もできないから、空想の世界で何でもできる子のつもりになって。何にもなれないから、何かになれたつもりになって」

加蓮「形にならない空想ばかりして……やがて、掃き溜めみたいな世界から抜け出して、本当のアイドルになれた」
以下略 AAS



50:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:20:10.03 ID:FChXWsj50
加蓮「人を散々助けておいて、歪んだ心をまっすぐに捻じ曲げて、自分を植え付けて、いつでもここにいます、いつでも助けてあげますって、こっちに転がり落ちていいよって言ってるのに! いつかのカフェのLIVEの時なんて大好きって面向かって叫んだりしたのに!」

加蓮「私、藍子のこと、全部の意味で好きだって分かってて。……もう、覚悟を決めたのに」

加蓮「藍子のことが好きだって、もし藍子がどういう意味でも今以上を望んだり、いや逆にアイドルとして線を引こうって決断しても、泣いてもいいから向かい合おうって決めてんのにさ!」
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:20:39.65 ID:FChXWsj50
藍子「……」

藍子「……、」

藍子「……あなたは」
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:21:11.02 ID:FChXWsj50
藍子「私だって、分からないんです……!」

藍子「何がしたいかなんて、なんにもなくて……」ガサゴソ

藍子「加蓮ちゃんの言う通りですっ。この手紙だって、最後に書く言葉、最後まで見つからなかったですよ!」
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:21:39.56 ID:FChXWsj50
加蓮「……、……ふふっ」

藍子「はあ!? 何そのっ……ぜんぶ終わったよ、みたいな顔っ!」

加蓮「いや、だからその、ちょっと笑っただけで見抜くの。ほぼ魔法でしょ」
以下略 AAS



54:※第72話[sage saga]
2019/07/21(日) 19:22:41.30 ID:FChXWsj50
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……いい?」
以下略 AAS



55:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:23:12.27 ID:FChXWsj50
藍子「……。……大切な気持ちを伝えるってことだって、そんなに軽い物じゃないですよ」

加蓮「へぇ?」

加蓮「ちゃんと劇的に言えと? 夕暮れの向日葵畑の中みたいな立派なシチュエーションの1つでも作らないと藍子の心に言葉は届かないの?」
以下略 AAS



56:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:23:40.50 ID:FChXWsj50
藍子「あの時のことは、私だって覚えています。私――」

藍子「……〜〜〜〜〜っっ。私っ、あの時いきなり加蓮ちゃんに大好きって言われたから、頭が真っ白になったんですよ!」

加蓮「……へ?」
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/21(日) 19:24:11.42 ID:FChXWsj50
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……」
以下略 AAS



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