善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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36:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 04:41:58.21 ID:gGVI8GvBO
バスを待っている間も、揺られている最中も、家に駆けこんだ後も、頭の中が白く漂白された様で全く何も考えることが出来なかった。

何かを考えなければならないのに、何も頭が働かない。ただぼーっと、日々やってきた動作を繰り返しているだけだった。

これから先、私はこのようにして生きていかなければならないのか。

遅かれ早かれ半死人の様に、現世を彷徨う亡霊の如く生きる事を決められていたのではないだろうか。そう思うと全てが、どうでもよく思えてきた。

部室を出てからずっと着信が止まらなかったが、とてもじゃないが出る気にはならず、私は携帯の電源を切った。






こうして暗い部屋で私は、ひとりになりました。


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