善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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35:名無しNIPPER
2019/07/21(日) 04:41:24.67 ID:gGVI8GvBO
善子「あ…………」

やってしまった。

みんな、目を丸くしてこっちを見ている。

みんな、怯えと憐れみを含んだ悲しい目で私を見ている。空気が凍り付く、とはこういうことを言うのだろう。

理解できない者を見る目だ、自分とは違う『何か』を見る目だった。当の昔に私は、そういう物になり下がってしまっていたのだ。


善子「ご、ごめんなさい……」


哀れなものだ。

言いたいことも言えず、ただ一言喚き散らして、剰え口から出たのは謝罪の言葉。

みっともない、はずかしい、消えてしまいたい。



善子「……ッ!」ダッ

花丸「善子ちゃん!!」

私は次の瞬間、自分の荷物を手早く抱えて部室の外へと飛び出していた。


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