【モバマス】 木村夏樹「道とん堀には人生がある」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 04:32:42.35 ID:VQj+6fZHO
「あ……」
「どうした夏樹――お、お好み焼きか!」
そうしてしばしの探索ののち、彼女の視線はとある店で止まった。
「お、懐かしいなーここ」
「プロデューサーさん、知ってるのか?」
「もちろんよ――あ、そういえば確かめたいことが思い浮かんだんだが」
「どういうこと?」
「なあ、ここで飯にしないか?」
「……別に、アタシは構わないけど?」
確かめたいこと――プロデューサーの言葉の真意を探る夏樹であったが、その答えにたどり着く前に、車は店の駐車場へ入り、そして彼はささっと駐車を済ませる。
「久しぶりだなー、『道とん堀』は」
そうして、車を出て店へ向かう二人。
プロデューサーはどういうわけか、少し気分が高揚しているようにも見える。
そんな彼の横顔を見て夏樹は首を傾げるが、しかしその足取りは対照的に軽やかだった。
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