鷺沢文香「本に、命を」
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28: ◆jEbRvHU8C2[sage saga]
2019/07/14(日) 16:05:58.22 ID:UfnhAP/w0
あれからしばらく経ちます。
今日もお仕事で一緒だったのですが、プロデューサーさんは、今日も私と眼を合わせてくれませんでした。
とはいえ、それが表す意味を理解できない私ではありません。

確かに以前のままの私では、気付けなかったことでしょう。
骨折の類はなくて、それでも治療費は受け取ってくれなくて、逆にクリーニング代を受け取らされてしまって。
そう、以前のままの私なら、嫌いになった私への手切れ金かと蒼ざめ、
顔色を見ながら本の世界に隠れていたことでしょう。

ですが、今は違います。
アイドルとしての経験で、見て貰えないことへの余裕と、…見られた視線の意味が、
わかるようになっていましたから。

その事象を、直視した今は。
プロデューサーさんと眼はあいませんが、その視線を追うと、
ちらりちらりと、私の、…下半身へと注がれていました。


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