奏「夏紀センパイ、付き合っていただけませんか?」
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57:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:01:45.35 ID:lDAUfTp00





以下略 AAS



58:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:02:21.04 ID:lDAUfTp00


センパイは私の言葉を聞いても、表情を崩さず、黙ったまま私の目を見つめていた。




59:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:03:16.17 ID:lDAUfTp00
奏「……タルトの、お店があるんです。おいしいって評判の。タルトタタンです。岡崎に……えっと、平安神宮のすぐそばらしくて、」

奏「センパイも無事に受験が終わられたとのことですし、これから冬休みですし、練習のない日に、はい。もし、ご都合がよろしければ、センパイの、ですけど」

夏紀「いいよ」
以下略 AAS



60:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:03:47.95 ID:lDAUfTp00
夏紀「はー、緊張したー」

奏「……なんです」

夏紀「奏の顔、すっごいマジだったんだもん。なに言われるかと思った」
以下略 AAS



61:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:04:17.89 ID:lDAUfTp00
夏紀「ちゃんと奢ったげるから、誕生日祝いも兼ねて」

奏「……ご存知、だったんですか」

夏紀「七日でしょ。一月の」
以下略 AAS



62:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:06:21.25 ID:lDAUfTp00
夏紀「奏のことが好き。

   奏が吹部に入ってくれてうれしかった。
   低音パートを希望してくれてうれしかった。
   一緒にユーフォが吹けてうれしかった。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:06:56.65 ID:lDAUfTp00
センパイ。あなたってひとは。

奏「私……、」

どうして、あなたってひとは。
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:15:48.35 ID:lDAUfTp00
家の前まで送ってもらい、センパイと別れた。

送っていただき、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
そう言って深々と頭を垂れた。
センパイがいなくなるまでずっと、頭を下げていた。
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[saga]
2019/07/14(日) 15:17:25.33 ID:lDAUfTp00
見上げた夜空に月が光っている。ケータイを取り出し、カメラモードに切り替えて月に掲げた。

写メを撮って、センパイに送る。

センパイ、見てますか。
以下略 AAS



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