67: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:23:00.32 ID:8naFKaaW0
「大丈夫ですか、ドゥーチェ」
こうやって、私を気遣ってくれさえする。
私はそんな彼女のことが不思議だった。
私は安斎千代美じゃない。ドゥーチェ、アンチョビだ。
アンツィオのみんなを導かなければならない。
だから弱音を吐いてはならない。気高く堂々としていなければならない。
――けれど、今だけ、カルパッチョにだけは甘えても良いんじゃないか。
そうほんの少しだけ思ってしまって、私はぽつりと口にした。
「なあ、カルパッチョ、何度も同じ時間を繰り返して、お前は、その――辛くないのか」
そう言ってから「私は辛いぞ……少しだけ」と付け加える。
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