アンチョビ「一万回目の二回戦」
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66: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:21:51.16 ID:8naFKaaW0

 あと少し。あと少しなのに。
 すんでのところで勝利に手が届かない。

 まるで我々の勝利が何者かに邪魔されているかのようだ。
 こんな世界に我々を放り込んだ神様は、もしかして我々の勝利を望んでいないのではないかとすら思えた。

 延々と続く戦いはじりじりと私の心を蝕む。
 初めはみなぎっていたやる気も、少しずつ失われていった。
 ずぶずぶと沈んでゆき、永遠が大きな口を開けて私を待ち受けているように思えた。

 それでも、隣に立つカルパッチョだけが、なによりの救いだった。
 カルパッチョがいるから、私はドゥーチェとしてどうにか踏ん張れた。

 彼女は私が表情を曇らせてゆくなか、平気な顔でただ立っていた。



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