スイレン「サトシも私のこと好きなのかな?」
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23: ◆V2j54PgLHE
2019/07/11(木) 14:58:53.41 ID:atv9SAHa0
スイレン「サトシ! しっかりして! 返事してよ! ねぇ!」

ジェイムズ「い、いけませんスイレンさん!下手に動かしては! 今ドクターを呼びましたから!」

リーリエ「サ、サトシ・・?  う・・・うぇ・・・・」

リーリエは自らに覆いかぶさったままのサトシの体が、だんだん冷たくなっていくのを感じていた。

止まることのない出血で、リーリエの純白だった服は既に変り果て、真紅に染まっている。

リーリエは動揺と、自分がすぐに逃げていればこんな事にはならなかったかもしれないという罪悪感。

そして自分の目の前でサトシの命が失われていっているという事実を思い知らされて、吐きそうになっていた。


ピカチュウ「ピカピ!ピカピー!」

コジロウ「ムサシ、このままじゃやばい!早く手当てしないと!」

コジロウ「お前確かロケット団員養成学校入る前はジョーイの勉強してた事あったよな!?」

ニャース「付け焼刃でもなんでも良いから早くなんとかするのにゃ!」

ムサシ「分かってるわよ! じゃりボーイと一緒じゃないピカチュウなんてあたしも見たくないわ!」

ムサシは持っていたタオルでサトシの出血箇所を必死に押さえる。しかし出血が多すぎた。

先ほどから薄々感じていたが、これは持たないかもしれない。

コジロウ「じゃりボーイ! おまえがいなくなったら誰が俺たちの口上を聞いてくれるんだ!」

リーリエ達、もはやロケット団達もがみんな泣いていた。


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