60:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:36:13.88 ID:zmX2O7Gg0
――ヴォルフス王都、国立大学
学生「おいおい、どうなってるんだ? 図書館の旧館が真っ黒な柱で覆われちまってるぞ」
学生「待てよ、あそこにはさっきカタリーナ王女がいたような……」
警官「こら! 野次馬は離れて、早く建物の中に入るんだ。今は自分の身の安全を最優先だ」
まつり「ふむ……どうやらここで間違いないのです。さて、そうとわかれば――」
育「待て!」
まつり「ほ?」
育「カタリーナ王女には指一本触れさせない。お前の相手はぼくだ!」ジャキン!
まつり「これは、ヴォルフス初代王配の聖剣……なるほど。なら、視点を変えてみた方が良さそうですね」
育「来ないならこっちから行くぞ。だぁぁぁ!」
ガキィン…
育「――えっ。手応えがない……」
まつり「時間ならたっぷりあるのです。あなたが私に立ちはだかれる人物かどうか、見定めさせてもらうのですよ」
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