61:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:36:54.37 ID:zmX2O7Gg0
ミシミシ…
市民A「まずい、建物がこっちに崩れてくるぞ!」
男の子「ママー!」
市民B「いやぁ! 坊や!」
環「グァァァーーッ!!」
市民C「なんだあれは!? 狼じゃないか! 悪魔の次は魔物まで現れたとでも言うのか?」
ドガシャーン
市民D「違う。狼が立ちはだかって、瓦礫の山を跳ね返してくれたんだ。まるで建国の伝説に出てくる初代女王のようだ」
市民C「建国の伝説……あの燃えさかる炎のような美しいたてがみは、まさか……そうか。きっとあれは、ターニャ王女だ!」
朋花「馬鹿な……満月を避けて今宵を選んだというのに……。!? あの光は――」
恵美「悪いね。僕の側近たちに、魔法で内側からこの街の時計塔の文字盤を照らしてもらってるんだ。これで王都のどこからでも満月が見渡せるってわけさ」
朋花「くっ……余計な真似を…」
恵美「おや、彼らを攻撃する暇があるならカタリーナのところへ急いだ方がいいのでは? まあどっちにしろ僕が黙ってないけどね。にゃはは」
朋花「後悔しますよ、王子」
恵美「臨むところだ!」
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