41:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:24:59.18 ID:zmX2O7Gg0
環「それじゃああなたは、イグナスのことを連れて行くつもりなの?」
桃子「そうよ。さっさとそいつをこっちに渡しなさい」
環「やだよ! イグナスはターニャの王子様だぞ! 誰にもわたさないんだからね!」ギュッ
育「えっ」
桃子「は? 今なんて? そいつが、王子? ただの家も身寄りも無い子どもが王子?」
環「そうだぞ。ターニャはこの国の王女だから、結婚したらイグナスは王女のだんな様だもんね。何もまちがってないぞ。べーだ!」
美也「なんと〜。姫様、このタイミングで……大胆ですな〜」
桃子「そう……あんたはいつだって、そうやっていつの間にかわたしより日の当たる場所に立つのね。お姫様に愛してもらえるなんて、良いご身分だことで」
桃子「あんたの死んだ両親からの受け売りの教訓話なんて聞き飽きたのよ。よくも貧民のガキ共の前でいけしゃあしゃあと言えたものよね。私なんか親に愛されたどころか、顔さえ見たことだってないのに!」
桃子「しかも新しいガールフレンドがお姫様ですって!? これが憎くて何が悪いっていうのよ! テレーザ、その女を殺しなさい! 今すぐに!!!」
朋花「おやおや。それはできませんよ〜」
桃子「なんでよ! 悪魔のくせに主人の命令が聞けないっていうの!?」
朋花「そもそも私とあなたの契約は、魂による主従関係ではありませんからね〜」
桃子「ど、どういうこと」
76Res/77.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20