阿良々木暦「神原、何か飲むか?」神原駿河「私は阿良々木先輩の汗でいい」
↓
1-
覧
板
20
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/05(金) 23:17:08.69 ID:vXBrfRKkO
「腸なだけに、帳消し……」
僕のとびきりしようもない冗句を聞いて。
「ははっ……なんだ、それは」
「馬鹿みたいだろう?」
「あははっ……本当に、馬鹿みたいだ」
「だから、何も思い詰める必要なんてない」
「ありがとう、阿良々木先輩。私は、馬鹿だ」
こんな馬鹿な後輩を持つことは、先輩としてはそう悪くなかった。むしろ、有難いと感じる。
あまり優秀すぎると、こちらの立つ瀬がない。
「はぁ……面白かった」
「お前が楽しそうで、何よりだよ」
笑いすぎて涙を浮かべる後輩のさらさらの髪の毛に手を伸ばし、頭を撫でてやると、意外にも神原は赤面して、モジモジと口ごもった。
「実は、その、さっき笑った時に……」
「どうしたんだ?」
「ちょっとだけ、漏らしてしまったのだ」
来た。ついにその時がやって来た。
鼻の穴が広がっていくのを自覚する。
僕が知らないうちに訪れるとはシャイな奴め。
ちょっと待ってろ。すぐにスパッツに浮かび上がった染みを事細かに描写する……その間際。
「ッ!?」
背筋に寒気を感じて、振り返ると、そこには。
「誰が手を出して良いって言ったのかしら?」
黄色い雨合羽を着た戦場ヶ原が、佇んでいた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
16Res/16.91 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
阿良々木暦「神原、何か飲むか?」神原駿河「私は阿良々木先輩の汗でいい」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1562334969/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice