阿良々木暦「神原、何か飲むか?」神原駿河「私は阿良々木先輩の汗でいい」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/05(金) 23:04:04.22 ID:vXBrfRKkO
「それで、阿良々木先輩」
「なんだよ、神原」
「私の汗の味はどうだった?」

後輩の指を股までしゃぶり尽くした僕に、神原はこの上なく答え難い質問をしてきた。
無論、汗には塩分が含まれているので、しょっぱかったと言えばそれまでなのだが、そんな普通の答えを口にして神原の理想の阿良々木先輩像を打ち砕き、幻滅されるのが僕は怖かった。

だから、やむなく、こう答えることにする。

「お前のおしっこみたいな味がしたよ」

どうだ、神原。
お前の先輩は、なかなかの男だろう。
キメ顔でこんな台詞を恥ずかしげもなく言えるこの僕を心の底から尊敬して、敬服しろ。

「流石に、尿に例えるのはどうかと思うぞ」
「んなっ!?」

真顔で後輩に苦言を呈されてしまった。

「さてはお前、神原の偽物だな!?」
「私は本物だ! 見ろ! この胸元のぽっちを忘れたとは言わせたないぞ、阿良々木先輩!」
「やめろ! 僕の眼球が恋人のひたぎさんに物理的に破壊されるだろうが!」

ここぞとばかりに脱ぎにかかる神原を慌てて止めながら、確かにこの潔い脱ぎっぷりは神原駿河本人であると認めた僕は、尿を忌避する後輩に対して少しだけ、寂しさを覚えてしまった。


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