38: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:46:00.36 ID:tLeGcQVf0
そう言ってプロデューサーさんに背を向け、外に出る準備をする。
「いってらっしゃい、気を付けてな」
39: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:46:49.39 ID:tLeGcQVf0
「天罰……とか?」
40: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:47:33.09 ID:tLeGcQVf0
目が合うなりそんなこと言い出した。
やっぱ聞かなきゃよかった……。
41: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:48:24.27 ID:tLeGcQVf0
◆◇◆
「こんにちは、シスターさん」
42: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:48:56.57 ID:tLeGcQVf0
「カミサマっていると思う? クラリスさん?」
43: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:49:38.67 ID:tLeGcQVf0
◆◇◆
あたしはふらふらと教会から出る。まるでノックアウトされたボクサーみたいに。
ぶっちゃけ向こうをノックアウトする気で来たのに、逆にここまでノックアウトされると思わなかった……。
44: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:50:13.66 ID:tLeGcQVf0
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45: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:50:45.64 ID:tLeGcQVf0
あたしがさ、昔病弱だって言った話、知ってるでしょ? 一番ひどい時なんてさ、病院でずっと入院してたんだよね。
入院が長引くとさ、お金の関係で個別ベッドに入るのなんか難しくなるんだよね。そうすると大部屋に何個かベッドが並んである部屋で入院することになるの。
あたしが入院してたのは六人部屋だったかな? 言い方悪いけど、結構繁盛してて、ベッドはいつも満杯だったんだよ。
46: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:51:30.77 ID:tLeGcQVf0
◆◇◆
私とその子の関係? 別に特殊なもんでもなかったよ。
元から知り合いだったわけでもないし、「実は血が繋がってた」とか「前世で恋人だった」とか、そんな衝撃的な事実も決してなかった。
47: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:52:11.50 ID:tLeGcQVf0
「ねぇ、あなたさ、ここに来て結構長いよね?」
48: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:52:55.74 ID:tLeGcQVf0
最初は一体何かと思った。というか誰が誰に向けて発せられた言葉かすら認識できなかった。
「あれ? いないの? そんなわけないよね。点滴あるし」
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