27: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:38:32.40 ID:tLeGcQVf0
愕然とした私を見かねたのか、志希はもう一度自身の考えを口にする。
志希が、カミサマを、信じる、だって……?
「科学者なのに……?」
28: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:39:32.40 ID:tLeGcQVf0
意外すぎる回答が返ってきて、私は正直ポカーンとした。さっきから呆然としたまま帰ってこれない。
こんな話を聞く前は、志希とカミサマの悪口言いまくって、その存在を否定しまくって楽しむつもりだったのに……。
「大体ギフテッドって自称してることからして神様を信じてる証拠だって。だって元々は『神様から与えられた才能』っていうところからきてる言葉だしね」
29: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:40:31.57 ID:tLeGcQVf0
「God bless you」
30: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:40:57.57 ID:tLeGcQVf0
そんな私に間髪入れずに志希が何か言う。
「え? 今なんて言ったの? 私なんかした?」
31: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:41:32.53 ID:tLeGcQVf0
◆◇◆
「最近なんだか面白いことしてるらしいな」
32: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:42:17.38 ID:tLeGcQVf0
「で、プロデューサーさんはどうなの?」
33: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:43:04.51 ID:tLeGcQVf0
「ん? なんのことだ?」
「なんでこの流れでわかんないの……? 私が聞きまくってることに決まってんじゃん」
34: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:43:41.18 ID:tLeGcQVf0
「───運が良かった、悪かった、で済ませたくないんだ。お前のプロデュースを」
35: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:44:23.03 ID:tLeGcQVf0
「運に甘えてしまったら……運のせいにしてしまったら、後で一生悔やむことになると思うんだ」
「だから俺はカミサマを信じない。というかカミサマの力無しでお前をプロデュースしたいんだ。トップアイドルまで、な」
36: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:44:55.64 ID:tLeGcQVf0
◆◇◆
「で、いくんだろ? 最後はあそこに」
37: ◆ukgSfceGys[saga]
2019/06/18(火) 21:45:30.12 ID:tLeGcQVf0
───だから私が終わらせなきゃ。
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