52: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:07:11.80 ID:MwWLOLhm0
「ねぇ、亜美」
「ん?」
53: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:07:39.24 ID:MwWLOLhm0
と、口にした時。
真美も亜美も二人とも、同時にぴくっと動いて目が合った。
54: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:08:06.23 ID:MwWLOLhm0
「亜美! 真美は……やりとげるよ!」
「ふっ、真美……一人で抜け駆けしようったって、そうはさせないぜ!」
55: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:08:33.84 ID:MwWLOLhm0
それからまたしばらく経って。
春。
56: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:09:00.22 ID:MwWLOLhm0
新しい年度になって、真美達は六年生になった。
正式にプロデューサーとして入社した兄ちゃんとは、滅多に会わなくなった。
57: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:09:35.25 ID:MwWLOLhm0
「……」
「ん? キミィ、どうしたのかね? 口を開けたまま固まったりして」
58: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:10:02.62 ID:MwWLOLhm0
そう。
真美達は兄ちゃんが勤めてる事務所の、候補生オーディションに来たのだ!
59: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:10:37.35 ID:MwWLOLhm0
「姉ちゃん、おかしありがとー!」
「ねねね、姉ちゃん!? そんなやだわ、姉ちゃんだなんて!」
60: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:11:08.26 ID:MwWLOLhm0
そんな感じで、あっという間に真美達、アイドル候補生になっちった。
次の日は事務所のみんなにご挨拶。
61: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:11:50.98 ID:MwWLOLhm0
「それじゃあ、新しく仲間に加わってくれた亜美ちゃんと真美ちゃんに、春香お姉さんからとっておきの……!」
「あっ……も、申し訳ございません……春香が持ってきた、クッキーは……その……」
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