4: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:10:21.94 ID:MwWLOLhm0
「……なぁんて、私もおばあちゃんじみてきちったよ……」
「真美さんや、ご飯はまだかいの?」
5: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:10:48.94 ID:MwWLOLhm0
一人だけ作業をするのもなんだか癪だから、ぼーっと窓の外を眺める。
マンションの窓からは、前面に広々と青空が見える。
6: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:11:28.42 ID:MwWLOLhm0
澄んだ風が吹いた。
夏の気だるさを吹き飛ばす。
7: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:11:56.28 ID:MwWLOLhm0
「久しぶりに、やっちゃいますかね?」
右足を手摺りにかける。
8: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:12:37.86 ID:MwWLOLhm0
マンションの壁を伝うパイプを掴む。
9: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:13:08.02 ID:MwWLOLhm0
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10: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:13:59.17 ID:MwWLOLhm0
と、その時急に。
「ん?」
11: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:14:51.91 ID:MwWLOLhm0
「兄ちゃん、この部屋の人?」
「兄ちゃんて……まぁ、そうだな」
12: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:15:18.63 ID:MwWLOLhm0
暇だったから、兄ちゃんとだらだらとお喋りしてた。
兄ちゃんは大学四年生で、今は就活中だということとか。
13: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:15:45.43 ID:MwWLOLhm0
「あ、そろそろ戻らなきゃ」
手摺りによじ登ろうと手をかける。
14: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 01:16:13.39 ID:MwWLOLhm0
「そんじゃまた明日来るねー」
「また来るんですか!?」
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