399: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:20:47.25 ID:QHO8M2d60
「真美」
そう優しく名前を呼んで、兄ちゃんはそれを差し出した。
400: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:21:31.32 ID:QHO8M2d60
中に入っていたのは、綺麗なイヤリング。
これも、前に真美が教えてあげた奴に似てるけど……。
401: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:22:19.42 ID:QHO8M2d60
手に取ったイヤリングを、さっそく耳に付ける。
「どう? 似合ってるかな」
402: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:22:46.09 ID:QHO8M2d60
「なあ、真美――」
とそこで、兄ちゃんは途中まで何かを言い掛けた。
403: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:23:12.08 ID:QHO8M2d60
とってもおいしい料理。
404: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:23:39.00 ID:QHO8M2d60
「兄ちゃん、今日はあんがとね!」
部屋の玄関の前で、一緒に帰ってきたときのいつものご挨拶。
405: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:05.65 ID:QHO8M2d60
シャワー浴びて、明日の準備をして。
でも真美は、それからベッドに潜ってもモヤモヤが消えなかった。
406: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:33.37 ID:QHO8M2d60
でも、今の一発で目が冴えちゃった。
たまには……。
407: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:59.82 ID:QHO8M2d60
ふわぁー、夜風が気持ちいい……。
だんだん暑い日も増えてきて、風が心地良い季節になってきた。
408: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:25:26.03 ID:QHO8M2d60
そんなことをしばらくしてると。
隣の部屋の窓が、カラカラと開く音がして。
409: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:25:52.68 ID:QHO8M2d60
「真美、こっちのベランダ来ないか?」
「え、でもいつも危ないって……」
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