393: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:17:17.71 ID:QHO8M2d60
「そんなわけで、一日早いけど前夜祭の誕生日ディナーで許してくれ」
「ちかたないなぁ……真美だけだかんね? こんなに心広いの」
日中の収録を終えて、兄ちゃんが予約してたお店に向かってるとこなのだ!
お店の名前はかたくなに教えてくれなかったけど……。
「この服、キュークツだよー」
「ドレスコードがあるとは書いてなかったが、念のため、な」
「なら普通の服でも良かったじゃーん」
「真美も、もう大人として見られ始める年だからな」
ドキッとした。
真美が大人に見られるから、じゃなくて。
そのときの兄ちゃんの口振りが――。
――まるで、大人の女性に囁くみたいな、甘い色に感じたから。
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