327: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:16:41.98 ID:5i4lUinv0
「ごめん、ちょっと嘘」
ホントは、オトナだから気を遣ってたんじゃない。
328: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:17:28.25 ID:5i4lUinv0
「アナタは、待っていてくれますか――」
329: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:17:57.51 ID:5i4lUinv0
「春香め……本人には言うなと念を押しておいたのに……」
「でもはるるんが教えてくれたから、真美は兄ちゃんに聞けたんだよ」
330: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:18:34.38 ID:5i4lUinv0
嬉しいんだ。
胸が幸せで、はちきれそうなくらい。
331: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:19:08.77 ID:5i4lUinv0
分かってた。
はるるんに言われて気付いて、ここに来るまでには、そうだったんだって理解してた。
332: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:19:37.47 ID:5i4lUinv0
「ちびっこに手を出す変態ではないが」
「それは流石に引くよ」
333: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:20:22.07 ID:5i4lUinv0
そ、そしたら兄ちゃん……今はどう考えてるのかな……。
「あのさ……真美、オトナになれた?」
334: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:20:52.34 ID:5i4lUinv0
「それでな、真美。一つ頼みがあるんだが」
「頼み?」
335: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:21:18.86 ID:5i4lUinv0
「真美、それまで頑張れるか?」
「うん」
336: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/23(日) 00:22:10.42 ID:5i4lUinv0
きっと、今の声は聞こえたと思う。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20