231: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 22:12:40.20 ID:l0zubfjX0
なんだろ。
さっきよりも、胸が超ドキドキする。
花火の響きのせいかな?
遠くの方からわいわいがやがや、たくさんの声が聞こえる。
そこから離れて、真美と兄ちゃんは二人きり。
「真美、どうした?」
「……」
なんだか、やっちゃいけないことをしているような、イケナイ背徳感。
それと一緒に、のぼせたように頭がぼーっとなる。
「疲れたのか? ならこのままもう少し休も――」
「兄ちゃん」
名前を呼ぶと、兄ちゃんがこっちを向く。
いつもの兄ちゃんの表情。
それを見たら、なんか我慢できなくなった。
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