【ミリマス】私という撫子の
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39: ◆DbvMVEE3z2[sage saga]
2019/06/16(日) 00:50:12.97 ID:RAUxaTtJ0
< エミリーさんのために、一からデザインいたしました。>

 その一行に込められた意味を感じて、目頭が熱くなってしまう。だけど涙は流さない。

 だって、私は大和撫子になるのだから。
 今の私にできる限りで、精一杯着こなそう。絶対に似合わせてみせよう。

 これは、そういう花だ。
 弱いように見えて実は強い花だ。
 
 蕾もつけていない花だけど。
 それでも確かに咲こうとしているのは。
 誰のものでもない、私だけの花の――。



 <了>


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