291: ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/06/12(金) 01:17:54.26 ID:Bg3Eqo0s0
気が付けば三人の話は、『dear...』のステージの話になっていた。
「あの和服の衣装のこのみちゃん、すっごく綺麗だった! うう〜っ、私もああいう衣装、着てみたいなあ。」
海美が羨ましそうな声で、言った。
「あら、海美ちゃんならきっと似合うと思うわよ? 海美ちゃん、いつも姿勢が綺麗だもの。」
こうして立ち話をしていても、彼女の姿勢の良さがわかった。
一本の糸で天から吊られているみたいに、とよく言うが、彼女の立ち姿はまさしくその例えの通りだな、とこのみは思った。
舞台の稽古や、今日の『dear...』のときは、姿勢を意識してずっと気を張っていなければならず、本当に大変だった。
気を抜くと、すぐ猫背気味になってしまうこのみとしては、それが少し羨ましかった。
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