234:(13) ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/06/11(木) 22:11:01.44 ID:E/BVepxA0
このみは、前を見た。
そこには変わらず、莉緒と春香がいて、いつもと同じ高さで目と目を交わした。
二人は何だか嬉しそうだった。
「ウフフ、姉さんのそういうところ、とっても素敵よ。ね、春香ちゃん」
「はい、それはもうっ。」
少しだけ開いた窓から、顔の熱を冷ますように風が差し込んだ。
潮のにおいが鼻をくすぐって、耳をすませば微かに波の音がした。
窓の向こうの景色は今日も変わらない。
海と星空はどこまでも澄んだ濃紺に染まっていて、遥か向こうで陸と融けるように交わっている。
海岸線に沿って伸びた街灯の明かりが、まるで星空と繋がっているように瞬いた。
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