229:(8) ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/06/11(木) 22:07:12.95 ID:E/BVepxA0
このみがふと莉緒の方を向くと、そこで莉緒と目が合った。
莉緒は、なにやらニヤニヤと微笑んでいた。
「な、なによ。莉緒ちゃん。」
「なーんか、その子が羨ましいな、って。……私、姉さんのこと心配してたのよ。今週ほとんど話できてなかったから……。」
「そ、それは仕事なんだから、仕方ないじゃない……。そういう時もあるわよ。……心配してくれてありがとうね、莉緒ちゃん。」
そんな二人のやり取りを見て、春香がくすりと笑う。
「なんだか私もまた、こういう本格的な舞台のお仕事やりたくなっちゃいました。」
「そういえば春香ちゃんも、結構前に舞台のお仕事をしてたことがあったわよね。確か、名前が……。」
「『春の嵐』ですか?」
「そうそう。確か、私がアイドルやる前だったけど、よくテレビでその名前を見かけたわよ。すっごく評判だったって。」
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