144: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/06/06(木) 08:00:18.45 ID:WrefR8ekO
女「………」
女「……犬、知ろうとしないの?」
少年「っ……」
女「あの子だけに背負わせるつもり?」
少年「………」
女「…今日のクリスマスライブ、あんたもあの子と一緒に行けたはずよね?」
少年「…これにか?」
女「えぇ。あの子の初めての大規模ステージ。嬉しい気持ちは当然あったでしょうけど、不安なところもあったでしょうね」
女「誰か、支えてくれる人が側にいてあげれば、もっと幸せそうに歌えたんじゃないかしら」
テレビ『〜〜〜、〜〜♪』
少年「……」
女「少年、あんたあの子に記憶を戻してから、あの子に何をしてあげた?」
少年「な、なんでそのこと──!?」
女「いいから答えて、何をしてあげられたの?」
少年「……俺は、あいつがずっと一緒に居たいって言うから、いてあげた……それだけだ」
女「呆れた……それって何もしてないってことよね」
少年「でも俺は…」
女「あんたさ、あの子に向かって一度でも好きって言ったことある?」
少年「なっ、えぇ!?教える必要あるか?そんなこと…!?」
女「……」ジー...
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