【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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名無しNIPPER
[saga]
2020/01/11(土) 01:07:55.91 ID:Qn86HnYM0
グレイヴス「七百年前、私は弟子のダース・メドーに殺された……しかし滅びはしなかった。何故かわかるか?」
シンノ「……わかりません、マスター」
グレイヴス「暗黒面の力だ。シスの秘術によってここ、惑星ヤマタイティアの王族の血筋に、魂を焼きつけていたのだ」
ヤマタイト王国の宮殿は、惑星ヤマタイティアの首都に存在する。
グレイヴスとシンノはその最深部、秘匿された領域にある巨大なエレベーターで下降中だった。
それは古代文明の産物と思しく、壁を持たず床だけが上下する奇妙な構造だ。
グレイヴス「私はシスの嫡流を離れ、独り研究を続けた。その成果をもってヤマタイトに隆盛をもたらし、それによって新たな研究材料を収集してきた」
四方の壁面にはエキゾチックな壁画がびっしりと描き込まれている。
炎の剣を持った男と、それに導かれる人々。
稲妻を噴いて飛ぶ船団。
侵略。
征服。
収奪。
かつて銀河全域にその名を轟かせたヤマタイトの歴史が、下方から現れては上方へ消えていく。
グレイヴス「だが血統は時間と共に汚れ、薄まる……私はかつて自分が編み出した技を使うことができなくなっていった。一つ、また一つ。要する素質が高いものから順にな」
壁画は平穏や文化の興隆をアピールするものへ変わり、やがて途切れた。
あとはまっさらな石の壁が流れていくばかりだ。
グレイヴスは首から提げたホロクロンを固く握りしめる。
グレイヴス「私は弟子を取ることにした……ヤマタイト・シスの教えを今一度完全なものとするために。なぜそれが必要かわかるか」
シンノ「……わかりません、マスター」
グレイヴス「支配するためだ。古代の強大なシスでさえ成し得なかった銀河全域の支配……それを伝統の技術でなく自分自身の力でなすため、いくつもの肉の義体を使い捨てて生きてきたのだ」
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