3: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/06/03(月) 01:58:36.07 ID:LzMqkbY70
嫌な予感はしていたのだ。先週はまるっとハチが秘書艦だった。その時に俺の予定を把握したのだろうという納得はさておいて、あまり金遣いの荒くないこいつが、一体どうして急に秘書艦にシフトに入っていたのか、やっとわかった。
道具代とホテル代か。同人誌代の補填もあったのかもしれないが。
我が泊地において、秘書艦は特に定まっていない。しかし基本的に、年長で、かつデスクワークな得意なやつらを俺は率先して指名している。
ただし秘書艦は特別手当がつくため、急に入用になったやつだとか、散財して財布の中身が心許ないやつだとかには、秘書艦業務で小遣い稼ぎを認めているのだ。
ハチは目を宝石のようにきらきら輝かせながら、俺の汚泥にも喩えられる目を覗き込んでいた。
16Res/10.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20